まさかの関西・大阪の地で、
イタリアのドえらい芸術作品が
生で見られる【イタリアパビリオン
(以降、イタリア館で表記)】
大阪万博イタリア館に何があるか?
目玉展示物や見どころをレビュー。
待ち時間などのリアルな声を
アナタにお届けしますよ!
感想は、並んででも
見られて良かった!
※写真見て行った気にならないで
下さいね。ぜひ来場くださいませ。
大阪万博イタリア館は何がある?本気度がわかる目玉と見どころをレビュー

とにかく並びます!
アメリカ館の行列なんて
イタリア館に比べて楽なもんですよ。
次はイタリア館に何があるか?
本気度が120%伝わってくる
目玉の展示物を紹介しますね▼
イタリア館の目玉展示①「ファルネーゼ・アトラス」

紀元2世紀の大理石の彫像が
「ファルネーゼ・アトラス」
イタリア貴族のファルネーゼ家が
収集したアトラス像の名前です。
世界の西の果てで天空を背負う
役目を負わされ、苦悩する
アトラスの姿を、彫刻で再現して
いるのは見ごたえありますな。
考えられますか!?
日本だと弥生時代に
これほどまでの肉体美の彫刻が
地中海地域で作られた事実を!

日本を含みアジア初の展示だとか。
レプリカでなく本物を鑑賞できる、
この幸運だけで行列の込み具合の
疲れが吹き飛ぶはずですよ。
イタリア館の目玉展示②ミケランジェロの彫刻「キリストの復活」

ミケランジェロ作の約2メートルの立像
「キリストの復活」も展示されてます。
ミケランジェロのキリスト像第1作と
される立像なんですって。
未完成のキリスト像ですが、
これで未完かよ‥‥‥というほどの
立派な彫刻なんですよ。
途中で投げ出した理由は
キリストの顔に浮き出てきた、
大理石の黒い線なんだとか▼

ミケランジェロの美意識が
許せなかったんでしょうね。
ミケランジェロの彫刻って
実物見たこともないですし、
日本初公開の超目玉作品なんです。
神聖さを彫刻の表情と肌の
滑らかな質感から
感じとってください。
イタリア館の目玉展示③カラヴァッジョの絵画「キリストの埋葬」

バチカン市国から特別展示となる、
カラヴァッジョの「キリストの埋葬」
イタリア館のなかに
バチカンパビリオンを含んでおり、
その場所(聖域)で展示されています。
美術品保護のため
(または演出面もあるかも?)、
暗い部屋の中で展示されている
超目玉の「キリストの埋葬」
静寂のなか、リアルなキリストの
埋葬の一場面をじっくり鑑賞ください。
希望がついえた場面(埋葬)でなく、
新しい希望の光の始まり(信仰)の
物語を感じるはずです。

暗闇から立ち上る光を
見出してくださいませ。
イタリア館の目玉展示④ダヴィンチのアトランティコ手稿2点

どうして展示してくれたの?と
不思議でならない、
ダヴィンチの「スケッチ
(アトランティコ手稿)」2点。
ダヴィンチ=モナリザの印象が強い
芸術家なんですけれど、観察者や
技師の多彩な一面を
スケッチから見ることができますよ。
イタリア半島でこれだけの目玉の展示を
全部見ようとしたら、日またぎ?で
何時間かかるか分かりませんし、
バチカンって気軽に入れるの?も謎▼

大阪・関西万博会場の一か所で、
全部本物の展示物が
4つも鑑賞できる幸運を
存分に楽しみましょう。
イタリア館の見どころは過去から未来への道を示している点

目玉=見どころなんですけれど、
それだと芸術作品の解説と写真を
貼るだけなのは面白くない。
イタリア館へ訪問した人のほとんどが
気付いていない観賞の視点も
あなたに提供したいと思います。
シアターまでの手工芸展示も楽しんで

イタリア館へ入館出来たら、
入場制限のあるシアター開場まで
通路の手工芸を見て回ってください
(週替わりで有ったり無かったりする)。

建物外部のモニターで映っていた
職人さんの手工芸の実際の行程を
見ることができますから。
古から受け継がれた伝統工芸の
技を確認することができます。

貴金属の展示は、女性の訪問者が
大いに興味を持っていたのが
印象ぶかかったですね。
7月1日からスタンプの種類が増えた
スタンプラリーに情熱を注いでいる
人には注目な情報も紹介しましょう。
7月1日から、イタリア・バチカン館の
押すタイプのスタンプの種類が増えました。
スタンプの押せる設置場所は
イタリア館のシアターまでの
通路にあります(位置はよく変わる)。
係員が案内していますよ。

イタリア館・バチカン館のスタンプは
デジタルスタンプともに
並列して展示しています。
ただしイタリア館へ入らないと
スタンプは押せません。
週替わりのスタンプもあるので、
さらにスタンプコンプは困難かも……。
大阪関西万博にもっと行こうと促す
原動力に、スタンプコンクリートを
目指して訪問しましょう。
時空と空間の繋がりを感じさせる演出が見どころ

ビジターエクスペリエンスの空間に、
誰もが目当ての芸術作品の
★ファルネーゼ・アトラス
★ミケランジェロ「キリストの復活」
★カラヴァッジョ「キリストの埋葬」を
順に鑑賞することになります。
でもね、シアター抜けて
ビジターエクスペリエンスに
移動するとき、天井を見てほしいのよ。
天井にぶら下げた、
アルトーロ・フェリランの
飛行機の模型が見えるはず▼

アルトーロ・フェリランは、
1920年にイタリア~日本の
「日欧間初飛行」を
達成したパイロットです。
飛行機の先に見えるのが
ファルネーゼ・アトラス。
アトラスの背後にはモニターで
宇宙の映像が表示されています。

宇宙開発に力を入れているイタリアの
イメージ戦略の演出がにくい!
過去から未来に向けて
宇宙への展望の道筋を表していますね。
日欧間初飛行の飛行機の先に
宇宙での共同活動が待っている…
日本とのつながりも感じさせる
展示なのが嬉しいじゃないですか。
どうしても分かりやすい展示に目を
奪われがちですけれど、
イタリア館からのメッセージを
読み取るのも楽しいものですよ。
他にも日本人関連の展示もあります。
ネタバレするのも控えたいので、
訪問してからのお楽しみに。
多機能スペースでは週替わりにイタリア州の展示が楽しめるのも見どころ

バチカン市国から特別展示されている
カラヴァッジョの「キリストの埋葬」を
鑑賞したあとは、イタリア半島の
各州の展示を体験することになります。
20州あるうちの18州の週替わりの
展示で、現在のイタリア各地の伝統や
風習を拝見することができます。
私が訪問した6月10日は
シチリアの週でした。
世界へ向けてのメッセージを書くと
ミニパンを頂けたりしましたわ。

週替わりのイタリア州紹介は
済んだ分と、これからの予定の
順になっています▼
- カラブリア州(4月20日〜26日)
- フリ=ウリヴェネツィア・ジュリア州(4月27日〜5月3日)
- ヴェネット州(5月4日〜10日)
- プーリア州(5月11日〜17日)
- ラツィオ州(5月18日〜24日)
- マルケ州(6月1日〜7日)
- シチリア州(6月8日〜14日)
- アブルッツォ州(6月15日〜21日)
- サルデーニャ州(6月22日〜28日)
- リグーリア州(6月29日〜7月5日)
- モリーゼ州(7月6日〜12日)
- トスカーナ州(7月13日〜19日)
- カンパニア州(7月20日〜27日)
- バジリカータ州(8月24日〜30日)
- ウンブリア州(8月31日〜9月6日)
- エミリア・ロマーニャ州(9月21日〜27日)
- ピエモンテ州(9月28日〜10月4日)
イタリアのほぼすべての州体験。
また再訪しようって気になりましたか?
ダヴィンチのスケッチだけ足早に見ないといけないので、動画で見返しましょう

様々な展示は念入りに鑑賞できるものの
ダヴィンチのスケッチに関しては
じっくり見ることができません。
通路に展示しているから、
警備員から足を止めずに進むよう
催促されるためです。残念!
警備員も「連射モードで撮影して」と
なかなかすごいコト要求します。
写真もまともに撮ることも
難しいため、ココだけは
動画を撮って見返しましょう。
晴れていたら屋上庭園も楽しんで

雨の日は観覧はムリでしたが、
晴れていたらイタリア館の屋上庭園も
楽しんでください。
レストラン利用じゃなくても
庭園の風景を眺められますし、
庭園の中を散歩できますよ。

ほぼ一方通行ですけど
野外観覧を楽しむなら十分です。
イタリア館の所要時間は30分~(強制退出は無い)

すべて鑑賞するのでしたら
30分の所要時間と感じます。
けれども、長々と並んだせいか、
はたまた滅多に見られない作品を
目に出来るからか、1時間近く
滞在していました。
それほどまでに
見る価値のある展示内容と
感じましたから。
次からは、リアルな行列の待ち時間や
どのようにして予約が取れるか、
どうすれば行列の苦行を幾ばくか
楽に出来るかの提案をします▼
イタリア館の最寄りは西ゲート。入場したら直行すべし

イタリア館をいち早く目指すなら、
西ゲートから入場しましょう。
イタリア館から一番近い入口ですから。
ガンダムやアトムなどを横目に見ながら
橙色の球体「吉本館」を目印に進むと、
大屋根リングの向こうに
イタリア館の白い建物が見えるでしょう。
万博の地図だと「S09」の位置に
イタリア館が建っています。
ガチ勢の姿勢は引くものが‥‥‥
「雨の日の大阪万博は
混んでいるか現地レポート」の
記事で書いていますが、
万博ガチ勢の姿勢は引くものがあります。
だって西ゲート前に誰よりも先に
陣取るために、タクシー使ってます。
シャトルバスより早く着けますから。
ガチ勢のお目当てはイタリア館。
雨でも西ゲート開門から、走る走る!
その時の雰囲気など、以下の記事を
読んで疑似体験してください▼
走ると係員から注意されるので、
あなたはやめてくださいね。
イタリア館の行列の待ち時間は2時間から6時間を覚悟しよう
あなたが万博ガチ勢でもない限り、
普通は西ゲートへシャトルバスで
到着することになります。
東ゲートから歩いて西ゲートへ行けるように
なっても、ゲート前に着くのは
8時45分以降と予想できます。
その時刻から西ゲートへ並んでも
9時すぐに入れませんから、
迂回ルートはおすすめしません。
体力温存のためにバス利用しましょう。
到着時刻によって、入場時間は
違うでしょうが9時台に会場に入って
直行しても、イタリア館へ入れるまで
2時間から5時間近く覚悟しましょう。
雨でも晴れでも行列は出来ています。
私の場合は、9時32分にQRコードを
読ませられてゲートイン。早歩きで
トイレ → イタリア館の直行ルートなのに
すでに大行列。待ち時間4時間半でした。

10時台で万博に訪れた夫婦の話では
(東西どちらのゲートから来たかは
聞きそびれた)、6時間並んだとのこと。
別日に最後尾の案内をしていた係員へ
「6時間並ぶ人がいたって聞きました。
本当ですか?」の質問に、
「ああ……」と肯定に受け取れる返答が。
6時間も並ぶことはあるんですよ!
幅は広いですけど、行列の所要時間として
2時間から6時間は覚悟しましょう。
2時間程度で入れたら幸運と感じますね。
1.あなたへ忠告をしますね。
移動しながら万博アプリの当日予約で
イタリア館を入手できるか
確認しましょう。
手にできることを祈ります。
予約できる時間帯は次の通り▼
- イタリア館(15:00前まで)
- イタリア館(15:00後から)
基本、イタリア館の予約は
9時15分以降に万博ゲートを
くぐってからだと取れないと思います。
でも挑戦する価値はありますぞ。
以前はイタリア独自の公式アプリから
「ファストトラックを予約する
(訪問日時を予約する)」があったものの
現在はすべて予約終了しています‥‥‥。
万博公式アプリだけは当日予約は可能です。
予約については別記事で書いているので、
万博巡りの参考にしましょう▼
朝一発目に当日予約発券所だと予約入手の可能性は一気に高まる
ガチ勢も予約をとるタイプもいますけど、
朝の9時15分以内にQRコードを
読ませられれば、当日予約を
入手する可能性は高まります。
スマートフォン経由でもいいのですが、
アプリで予約を試みながら移動して
(本当は歩きスマホ禁止ですよ!)、
当日予約端末から予約してみましょう。
スマホよりも確実に
予約は入手しやすいです。
実際に9時16分に予約入手出来た瞬間、
嬉しくって震えてました▼

何か暇つぶしできるものを持っていくこと
30人程度を一つのブロックにして
イタリア館へ入れる流れなので、
ドンと動いた後じっとその場で待つ
事の繰り返しで、列がすすみます。
なので、何かしら暇つぶしを
考えておきましょう。
そうでないと、ペアだろうが
グループだろうが会話が止まりますよ。
スマホをいじるのも良いですけれど、
モバイルバッテリーは持参しましょう。
すぐ電池切れすると予想しますから。
おすすめはKindle Paperwhiteの
ような電子書籍。
電池切れの心配もないほど
電池長持ちしますし、何より軽量。
重たいと辛いですから。
食事の時間にあてるのが
一日の万博巡りのための
有効活用かもしれません。
おひとりさまで行列にならぶのなら、前後の人と仲良くなっておこう

おひとりさまで行列に並ぶ際、
2.もうひとつの忠告をしますね。
あなたがペアやグループで
大阪万博に来ていたのなら、
交代でトイレや食事の買い出しも
自由にできるでしょう。
でも、おひとりさまで
行列にならぶのなら、
前後の人と仲良くしておきましょう。
途中で抜け出しても、元の位置に
もどりやすくするためです。
何気ない会話で関係性を保てますよ。
有益な万博情報を話し合うのも手。
するとフレンドリーな関係が簡単に
築けますよ。当サイトで得た情報を
提供するのも良いでしょうね。
トイレが我慢できなくなったら
「すいません、トイレで抜けるので、
また戻ってきます」と許可をもらって
戻る際、お茶でも渡しておきましょう。
だって、再び最後尾から
並び直したいですか?
だから面倒でも、行列の前後の人と
仲良くして途中から入りやすくしましょう。
夜5時半から6時前の時刻から並ぶと長時間もかからずに入れるかも?
朝に大行列になる傾向にあるイタリア館。
けれど、もしかしたら
夜5時半から6時前の時刻から行列に
参加すると長時間かからずに
入れるかもしれません。
夜の万博会場だと、全体的に
行列の待ち時間は少なくなる
傾向にあると経験上感じます。
イタリア館は夜であっても超行列は
続いていますが、朝よりも少しだけ
マシだと感じますね。2時間程度で
入れたとの報告もありますから。
6時過ぎには行列の受け付けが終わる傾向にある
ただし、夜6時過ぎには
行列の受け付けそのものが
終わることも多かったです。
しかも係員の話でも「最後尾の方が
入れる保証はない」としていますから。
混雑を避けるために夜から並ぶ方法が
絶対成功するわけではないことも
理解しておいてください。
東ゲートから目指すなら、ゲートくぐり10分後すぐアプリで当日予約すべし

東ゲートから目指すなら、
ゲートくぐって10分後
すぐアプリで予約すべし!
当日予約、瞬間蒸発するものの、
9時すぐ入場の直後なら
予約枠が空いていますから。
時間帯まで選ぶのは贅沢ですよ。
ただし、朝の7時前には
夢洲駅から東ゲートに
到着し、すぐにゲートインできる
くらい早くしないと難しいですね。
タクシー使うガチ勢よりも
電車代だけなので安く済みますが、
ゲート前に早めに到着することの
攻略の糸口なのは変わりません。
大阪万博イタリア館の本気度がわかる超目玉や見どころのレビューまとめ

- イタリアの国宝の芸術作品が展示されている
- しかもレプリカでなく本物展示のこだわりから本気度が分かる
- 日本初の展示物も鑑賞できる
- ただし行列2~6時間の待ち時間は覚悟を
- 当日予約は9時すぐ入場の場合だといけるかも
入るのもひと苦労なイタリア館。
けれども、並んでまでも
見る価値ありの感想です。
イタリアの本気度が伝わりますもの。
3階の館内レストラン(入館しないと
列にも並べない)や、
1階建物脇のカフェも
食事を求めて行列ができていますもの。
でも一生に一度は目にしたい
芸術作品を肉眼で見られるのは
いい経験ですね。ホント、
イタリアありがとう!の感想ですわ。
大阪・関西万博来たのでしたら、
時間が許すのなら
イタリア館へ訪問をおすすめします。
私の記事よりも実物を見てください。

イタリアちゃん(正式名称)▲も
アナタの訪問を待っていますよ!